質の高い救援投手がいるプロ野球チームは優勝の可能性が高い

プロ野球の先発投手は試合を作るのが仕事です。
無失点で完投できれば最高の結果ですが、強いチームと対戦すればヒットを打たれたり、四死球を出したりなどで失点する場合があります。

先発投手が打ち込まれることや緊急のアクシデントで降板することもあるため、後を担当する救援投手次第で試合の結果が変わるので、重要な存在です。つまり、救援投手の質が高いほど勝ち抜ける可能性が高くなり、優勝や上の順位という結果を出しやすくなるでしょう。
ピンチの場面で登板することが多いので、メンタルが強い選手は救援投手の素質があります。ただ、頼りになる救援投手が1人だけでは、優勝を狙うのは難しいです。

登板する機会が多くなってしまうと、優れた救援投手だったとしても疲労によって球速や変化球のキレが落ちるからです。複数人の頼りになる救援投手が在籍しているチームなら、上手く休みながら登板できるため、疲労が溜まらないように調整しながらシーズンを戦うことができます。

救援投手に適正があるかどうかについては、実際に登板して監督や投手コーチによって判断されます。

プロ野球選手になってからずっと救援投手の選手がいる一方で、先発投手から救援投手に役割が変わるパターンもあります。

先発投手は長い回を投げる想定でペース配分をしますが、救援投手は1回や2回というように短いイニングの登板となります。そのため、先発投手の時と救援投手の時では、投球スタイルが変わる選手が多いので、注目しましょう。