プロ野球 つなぎの4番とは!?

キャッチャー

日本のプロ野球では4番打者はチームで一番長打力がある選手が務めることが多く、チームの中心打者としての役割も求められています。

近年ではつなぎの4番としてあえて巧打者タイプの選手を4番に入れるケースも現れ始めています。

では、なぜつなぎの4番が戦術として通用するのでしょうか。

そもそも、4番はチャンスに回ることが多い打順と言われていますが、1回の攻撃が3者凡退で終わった際、先頭打者としての役割も求められるようになります。つまり、パワーがあっても足が遅ければ出塁しても併殺で得点のチャンスをつぶしてしまうかもしれません。

野球

つなぎの4番はこの点に注目して、長打力よりも、出塁率や足の速さを重視して、下位打線まで切れ目なく得点を取れるようにするために置かれるのです。この場合長打力のある打者は下位の打順に置かれたまったランナーを一気に返す役割を担います。
その典型と言えるのが千葉ロッテマリーンズで4番を務め、つなぎの4番の象徴とされているサブロー選手でしょう。

サブロー選手は長距離タイプの選手ではありませんが、出塁率が高く、足も速かったこと、何より得点圏打率が非常に高かったことから4番として抜擢され2005年のロッテの日本一に貢献する好打者に成長しました。

もちろん、長距離打者がいないという消極的な理由からつなぎの4番を置かざるを得ないケースもありますが、うまくはまれば大量得点を狙うことができるつなぎの4番は攻撃力が一番高い打線の一つとなっています。

プロ野球で最もエグイ球種は?

グローブ

日本のプロ野球には、多くの球種を投げ分けられる投手がたくさんいます。昔は、カーブやシュートなど一つの球種を代名詞代わりにして多投している投手が多かったですが、現在は複数の決め球を有する投手がほとんどになっています。

そんな中でも、誰々のどの球種がエグイという言葉は現在のプロ野球でも残っている概念です。そこで、日本プロ野球の投手の中で誰のどの球種が効果的なのか、もしくは投球の組み立てで役に立っているのか、さらには打者にとって邪魔になるボールなのかなどを解説します。

まずは、決め球として一番人気があるスライダーですが、巨人の菅野智之投手のスライダーが一番日本球界では切れがあるといえます。
特に、菅野投手はシュート系のボールも打者に意識させているため、スライダーで空振りを取りやすい投手です。次に決め球としてメジャーなのが、スプリットなどの落ちる球ですが、日本球界の方で外国よりも使われている決め球だと言われています。
落ちる球は、スプリット以外にフォークボールや亜細亜大学のツーシーム、投手によってはチェンジアップなどが挙げられますが、共通点としては回転数を少なくすることで打者に近いところでボールが落ちる特徴があります。

ソフトバンクの千賀投手の通称おばけフォークや横浜DeNaの山崎康晃投手のツーシームが良いとされています。

次に、カウントを取ったり、打者にとって邪魔となる球種を紹介します。一番効果的なのは、カーブやスライダーを決め球としている人にとって決め球と反対の回転となりやすいシュート系のボールです。カウントを取れるばかりか、打ち損じによる凡打を誘うこともできる効果がシュート系のボールにはあります。
また、シュート系の球を右投手が左打者の懐に投げてストライクを取るボールをフロントドアと言い、見逃しのストライクを取る決め球とする高等なテクニックもあります。

シュート系のボールには、ツーシーム(亜細亜大学系の落ちるボールとは質が異なる)やワンシーム、シュートなどが存在しています。